じきに夏が暮れても きっときっと覚えてるから。

自分がこんなことになろうとは、自分でいちばんびっくりしています。

彼のことを前を向く気持ちひとつだけで応援できなくなる日が来るなんて。

 

いまから述べることは正直な私の気持ちです。

もしかしたら気分を害される方もいらっしゃるかもしれません。

 

わたしは、古謝くんのことを「担」と名乗るのをやめます。

そして、大好きだった関西とお別れすることを決めました。

 

古謝くんには、たくさん、それはもうほんとにたくさん支えてもらいました。

病にかかっている我が身を1番に支えてくれたのは古謝くんでしたし、古謝くんを介して仲良くなったお友達でした。

どんなに辛い時でも、古謝くんの笑顔はいつもわたしの支えで、古謝くんのパフォーマンスはいつもわたしの熱情となりました。

 

さて、わたしには忘れられないまま、綺麗に閉じこめてしまうことも出来なかった、そんな大切でちょっとだけ憎らしい宝物があります。

言うまでもないね、Funky8のことです。

 

非公式とはいえども、あの輝きと勢い、パフォーマンスとスキルには、誰もが応援したくなるような煌めきがあったと思います。

パフォーマンスだけではなく、エンターティメントとして。

全員が持てる限りの全力を持寄ることができる、あの8人のプロ集団が大好きで、私の夢で、憧れでした。

 

そんな気持ちだけを持って、ひたすら応援出来たらよかったものを、いつの間にかそうもいかなくなってしまいました。

環境が悪かった?タイミングが悪かった?そんなちっぽけなことじゃありません。

ただ単に、私が弱かったからだと思います。

 

ご存知の通り、2018年10月に、関西ジュニアから1組のグループが誕生しました。

そこに記されてあったのは、Funky8のうちの2人の名前。

それから、2019年2月にはFunky8のうち、また別の2人が新しいユニットへ、そしてまた違う2人が新しい道を歩み始めました。

 

事実上の解体。

わたしは現実を受け入れられませんでした。

夢を見れば見る度に、もう無理だという思考がつきまとい、周りの笑顔が憎らしく見え、どうやらいつの間にか過去に執着してしまうような、面倒くさい応援の仕方をしていたんだと思います。

何より、好きだった友人の笑顔を見ると、壁を感じてしまうようになりました。

わたしは今笑えないのに、あの子は今、あの子の彼を見て笑っている。楽しんでいる。

それがどうやら別の世界でのお話に感じてしまって、辛いです。一緒に居るのに、こんなにも感情が違うんだもん。

 

数ヶ月前まで一緒にいたじゃない、っていうか数ヶ月前ってなに?

私はまだここにいるのに、どうしてみんなは笑っていられるの?

 

そんな風に思って、余裕のなくなってしまった私は、過去に縋り、叶うはずのなくなってしまった夢を大切に抱くことすらできなくなっていました。

そして、いつの間にか過去に縋ることすらもできなくなってしまいました。

彼らを見ると楽しいと思えていたはずなのに、彼らではない部分の方がよく見えてしまって、そちらを恨む感情の方が大きくなってしまったからです。

 

きたる2019年8月。

あの秋に追いつけないまま、夏がやってきました。

8月23日に放送されたin大阪。

そこにあるのは新設のユニットの子達の姿ばかり。どこにいるのだろう、ああここか。

たった数ヶ月で一緒にいた子達とこんなにも変わるものなのか。大人ってすごいな。

そうため息をつきそうになったことを覚えています。

 

わたしは、○○くんがかっこいい、○○くんのダンスが好き、と隣で楽しそうな友人のことを羨んでしまいました。

わたしも古謝くんが好き、古謝くんがかっこいい、とただそれだけ言えればよかったものなのに。

 

前向きな気持ちよりも大きくなってしまったあの秋への憎しみ。

お正月にはオリジナルの衣装を作って踊っていたあの思い出の曲が、思い出とは形を変えて披露されていました。

 

それに対してかっこいいと騒ぐ友人達。私はもう耐えきれず、ひとり涙を流していました。

 

ああ、私の居るべき場所はもうここではないんだな、私の好きな時代はもう過ぎ去ってしまったのだなと、ようやく夢から目を覚まし、現実を目の当たりにしました。

 

最後の最後、できる限りの夢を見せてくれてありがとう。蒼い季節、とても素敵でした。

 

でも、夢を見るとまた現実を見るのが怖いんだ。また壁を感じるのがすごくすごく怖いんだ。

 

最後にまた夢を見させたあなたたちが本当に憎らしくて、でも素敵で、何よりも輝いてて、誇りに思うよ。

 

 

アイドルを応援することとは、彼の作った舟に乗って、彼の世界を旅することである、と思っている。

でも、わたしはもうここにいられない。舟を揺らしてしまう。航路を塞いでしまう。

 

だからわたしは関西とお別れすることにしました。どうか、どうか、私の知らないところへ羽ばたいてください。

次に会う時は過去など微塵も香らない、私の知らない姿で幸せになっていてください。

それがせめてもの強がりです。

 

本当にありがとう。あなたがいたから、あなたたちがいたから、ここまで頑張れました。

そしてお友達がいたから乗り越えられたこと、たくさんあります。いつもありがとう。大好きです。

 

それでは、古謝くん、みなさん、お元気で。

 

https://music.apple.com/jp/album/ただ君に晴れ/1374108987?i=1374109000